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QD-OLEDモニターを買うときに、いちばん引っかかるのが「焼き付き」ではないでしょうか。
私は2023年8月ごろにAlienwareの34インチQD-OLEDモニター「AW3423DWF」を購入して、そこから3年ほど使い続けています。
結論から言うと、3年使って焼き付きは一度も出ていません。
私は在宅ワークの仕事もしているので、このモニターはゲーム専用機ではなく仕事用のメイン画面でもあります。
多い日は1日12時間ほど画面をつけっぱなしにしていますが、それでも「ここが焼き付いてるな」と気になったことは一度もありません。
この記事では、なぜ焼き付かなかったのか、私が普段やっている使い方も含めて書いていきます。

この記事の結論
- AW3423DWF を 3年・1日最大12時間 使って、焼き付きは発生していない
- 効いているのは、モニター内蔵の ピクセル リフレッシュ(Dell公式の焼き付き軽減機能)を毎日通していること
- 発色についても、あくまで個人の感覚だが 3年経って落ちたとは感じていない
- これから買うなら、現行の Alienware 34 AW3426DW(280Hz・第5世代QD-OLED)が本命
3年・1日最大12時間使ったAW3423DWFの今
AW3423DWFは、Alienwareの34インチウルトラワイドQD-OLEDモニターです。
QD-OLEDとしては早い時期に価格がこなれてきたモデルで、私もそのタイミングで購入しました。
主なスペックはこんな感じです。
| 項目 | AW3423DWF |
|---|---|
| 画面サイズ | 34.18インチ(21:9 ウルトラワイド) |
| パネル | QD-OLED(1800R 曲面) |
| 解像度 | 3440×1440(WQHD) |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 0.1ms(GtG) |
| 色域 | DCI-P3 99.3% |
| HDR | VESA DisplayHDR True Black 400(ピーク1000nit) |
| 同期技術 | AMD FreeSync Premium Pro |
| 映像入力 | DisplayPort 1.4 ×2 / HDMI 2.0 ×1 |
※スペックはメーカー公表値です(2026年8月9日時点で確認)。
使い方は、朝9時ごろから仕事を始めて、夜はそのままゲームに移ることも多いです。
Webブラウザ・チャットツール・表計算ソフトのように「同じ位置に同じものが出っぱなし」になるアプリを毎日何時間も表示しているので、焼き付きの条件としてはかなり厳しいほうだと思います。
それでも、固定表示していた文字やアイコンの残像がうっすら残る、といった症状は今のところ出ていません。
3年使って良かったところ
- 自発光パネルなので黒が本当に黒く沈む。暗いシーンの多いゲームで差がはっきり出る。
- DCI-P3 99.3%の広い色域。ゲームだけでなく写真や動画を見るときも色が鮮やか。
- 21:9のウルトラワイドなので、仕事中はウィンドウを左右に並べられて作業効率が上がる。
- 応答速度0.1msで、動きの速いゲームでも残像が気にならない。
- 3年使っても焼き付きが出ていない。ここがいちばん大きい。
気になるところ
- リフレッシュレートは165Hz。現行モデルの280Hzと比べると見劣りする。
- HDMIが2.0までなので、最新ゲーム機の性能をフルに引き出す用途には向かない。
- 焼き付き防止機能が動いている数分間はモニターが使えない(後述)。
- すでに型落ちで、これから新品で買うのは難しくなってきている。
焼き付かなかった理由は「ピクセル リフレッシュ」を毎日通しているから
なぜ3年も使って焼き付きが起きなかったのか。
私はモニター側に入っている焼き付き防止機能が効いていると思っています。
AlienwareのOLEDモニターには「OLEDパネル メンテナンス」という項目があり、その中にピクセル リフレッシュとパネル リフレッシュという2つの機能が用意されています。
私が毎日やっていること
やっていることは単純で、お昼休憩に入るときに必ずモニターの電源を1度切る、これだけです。
朝9時ごろに仕事を始めて、12時ごろに休憩に入るタイミングで電源ボタンを押します。
すると電源が完全に落ちる前に、5分前後かけて焼き付き防止の処理が走ります。
この「休憩のたびに1回リセットが入る」使い方が、3年間ノートラブルの理由だと考えています。
※ 電源を切る際にこんな感じの画面が表示されます。

公式の仕様はこうなっている
Dellのサポート情報によると、ピクセル リフレッシュは累積使用時間が4時間を超えるとスタンバイ時に自動で実行され、完了までにおよそ6〜8分かかるとされています。
手動で実行したい場合は、OSDメニューの「Others(その他)」→「OLED Panel Maintenance(OLEDパネル メンテナンス)」から呼び出せます。
もうひとつのパネル リフレッシュは、累積使用時間が1,500時間を超えたときに実行する、より本格的なメンテナンス機能という位置づけです。
つまり私の「昼休みに電源を切る」という習慣は、午前中に貯まった4時間ぶんの使用時間を、その都度リセットしていることになります。
意識してやっていたわけではないのですが、結果的にモニターが望んでいるタイミングでメンテナンスを通せていた形ですね。
焼き付きを避けるコツ
- お昼休憩など、席を離れるタイミングでモニターの電源を切る(PCのスリープではなくモニター側を落とす)
- 電源を切ったあとに走る処理を途中で止めない。終わるまで放置する
- スクリーンセーバーやタスクバーの自動的に隠す設定を併用すると、静止画が固定される時間をさらに減らせます
注意ポイント
- Dellは「有機材料の特性が変わってしまうため、一度発生した焼き付きは元に戻らない」と説明しています。起きてから対処する機能ではなく、起きる前に防ぐ機能だと考えてください。
- リフレッシュ中はモニターの電源が落ちた状態になります。故障ではないので、慌てて電源を入れ直さないようにしましょう。
- AlienwareのOLEDモニターには、3年間の先出し交換サービスとプレミアム パネル交換(焼き付きを含む)が付帯します。それでも「保証があるから大丈夫」ではなく、日々の運用で防ぐほうが確実です。
発色も、3年経って落ちたとは感じていません
もうひとつよく聞かれるのが発色です。
あくまで私個人の意見になりますが、3年経っても発色は落ちていないと思われます。
買った当初と見比べて「色が薄くなった」「白がくすんできた」と感じたことはなく、仕事でもゲームでも不満なく使えています。
厳密に測定したわけではないので、毎日この画面を見ている人間の主観として受け取ってもらえればと思います。
スペックの面から見ても、AW3423DWFはDCI-P3を99.3%カバーし、出荷時にDelta E 2未満で色を合わせてあるモデルです。
後述する現行モデルのAW3426DWがDCI-P3 99%ですから、色域の広さという一点だけを見れば3年前のモデルでも見劣りしません。
QD-OLEDの強みは、色域の広さよりも「黒の表現」にあります。
液晶のようにバックライトで裏から照らす方式ではなく、画素そのものが光る自発光方式なので、黒を表示する画素は完全に消灯します。
結果として暗いシーンでの締まりがまったく違い、VESA DisplayHDR True Black 400という認証もこの「黒の深さ」を評価する規格です。
ホラーゲームや夜間マップの多いタイトルほど、この差が出やすい部分です。
これから買うなら「Alienware 34 AW3426DW」
私のAW3423DWFはすでに型落ちなので、これから新品で買うなら現行のAlienware 34 QD-OLED AW3426DWが本命です。
サイズ・解像度・曲率は私のモデルとほぼ同じまま、中身がまるごと世代交代しています。

| 項目 | AW3423DWF(私のモデル) | AW3426DW(現行) |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 34.18インチ | 34インチ |
| 解像度 | 3440×1440 | 3440×1440 |
| リフレッシュレート | 165Hz | 280Hz |
| 応答速度 | 0.1ms(GtG) | 0.03ms(GtG・エクストリームモード) |
| 曲率 | 1800R | 1800R |
| パネル | QD-OLED | 第5世代 Penta Tandem QD-OLED(RGBストライプ) |
| 輝度 | ピーク1,000nit | 通常300cd/m² / ピーク1,300nit |
| 色域 | DCI-P3 99.3% | DCI-P3 99% |
| HDR | DisplayHDR True Black 400 | DisplayHDR True Black 500 / Dolby Vision対応 |
| 映像入力 | DP 1.4 ×2 / HDMI 2.0 ×1 | DP 1.4 ×1 / HDMI 2.1(FRL)×2 |
| 同期技術 | FreeSync Premium Pro | NVIDIA G-SYNC Compatible / FreeSync Premium Pro / VESA AdaptiveSync |
※AW3426DWのスペックと価格はDell公式サイト、AW3423DWFはメーカー公表値によります(いずれも2026年8月9日時点)。
注目したいのは、焼き付き対策がパネル構造の側でも進んでいる点です。
AW3426DWは発光層を5層に積み重ねた「Penta Tandem」構造の第5世代QD-OLEDを採用していて、同じ明るさを出すのに1層あたりの負荷が小さくて済みます。
OLEDの劣化は発光の負荷と熱に直結するので、ここが構造的に軽くなっているのは大きいですね。
それでいてピーク輝度は1,000nitから1,300nitへ上がっており、HDR認証もTrue Black 400から500に引き上げられています。

在宅ワークでも使うつもりなら、サブピクセルがRGBストライプ配列になったのも見逃せません。
従来のQD-OLEDは三角配列だったため、細かい文字のフチに色のにじみが出やすいという弱点がありました。
RGBストライプは液晶と同じ並びなので、テキストの見え方が素直になります。
私のように仕事で1日中文字を読む使い方をするなら、ここは効いてくるポイントです。
もちろん、この記事で紹介したピクセル リフレッシュ/パネル リフレッシュもOSDの「OLED Panel Maintenance」に引き続き用意されていますし、3年間の先出し交換サービスとプレミアム パネル交換(OLED焼き付き保証を含む)も付帯します。
価格はDell公式で134,979円(税込)でした(2026年8月9日時点)。
まとめ:QD-OLEDの焼き付きは、使い方でかなり防げる
3年・1日最大12時間という、決して優しくない使い方をしてきましたが、AW3423DWFに焼き付きは出ていません。
特別なことは何もしておらず、お昼休憩でモニターの電源を切って、内蔵の焼き付き防止機能を素通りさせずに毎日1回通しているだけです。
QD-OLEDの購入で焼き付きを心配している方は、「そういう機能が入っていて、それを止めずに使えば実用上は問題なかった」という実例として参考にしてもらえればうれしいです。
これから買うなら、280Hz・第5世代QD-OLEDのAW3426DWをおすすめします。
私が3年間感じてきたQD-OLEDの良さはそのままに、リフレッシュレート・輝度・文字の見やすさ、そしてパネル構造そのものまで更新されているモデルです。

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